新型コロナワクチン接種について
はじめに:2025年冬期の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とその対策
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)は過ぎ去りました。
しかし、原因ウイルスであるSARS-CoV-2は、依然として私たちの身の回りで流行を続けています [1, 11]。
特に冬期は感染が広がりやすい季節です。
これはインフルエンザなど他の呼吸器系ウイルス感染症と同様です。
室内で過ごす時間が増えることなどが理由として考えられます。
変化する状況への適応
日本国内では、2023年5月に感染症法上の位置づけが「5類感染症」へ移行しました。
それに伴い、全ての方を対象とした公費(無料)でのワクチン接種(特例臨時接種)は、2024年3月末で終了しています [1, 6]。
このような状況の変化により、私たち一人ひとりが情報を正しく理解し、適切な判断をすることがより重要になっています。
現在の感染リスクやワクチンに関する最新の情報を確認しましょう。
ウイルス自体も変化を続けています。
現在流行の中心となっているのは、オミクロン株の子孫にあたるJN.1系統由来の株(例: LP.8.1, XEC, NB.1.8.1, XFGなど)です [11, 12]。
これらのウイルスの変化に対応するため、ワクチン戦略も更新されています。
2025年秋からは、主にLP.8.1またはXECに対応したワクチンが使用されます [6, 11, 12]。
冬期におけるワクチン接種の役割
このような状況下で、新型コロナワクチンは依然として重要な感染症対策の一つです。
特に、感染した場合の重症化、入院、死亡のリスクを低減する効果が期待されています [1, 3, 4, 6, 11]。
ワクチン接種で感染そのものを完全に防ぐことは難しい場合もあります。
しかし、重症化しやすい方々を守り、医療機関への負担を軽減する点では、2025年冬期においてもその重要性は変わりません [1, 6, 11]。
この冬のワクチン接種は、主に重症化リスクが高い方々への影響を最小限に抑えることを目的としています。
この記事の目的
この記事は、当院をご利用いただく患者様や仙台市にお住まいの方々を対象としています。
2025年冬期の新型コロナウイルス感染症のリスク、ワクチンの有効性、安全性、当院の推奨、仙台市の費用助成制度などについて、最新かつ正確な知識を分かりやすくお伝えします [10]。
皆様がご自身の健康について、より良い判断を下すための一助となれば幸いです。
なぜこの冬も新型コロナウイルス感染症への注意が必要なのか?
現在の感染リスクについて
1. ウイルスの継続的な流行と変異
SARS-CoV-2は、季節的な変動を見せながら流行を続けています [11]。
ウイルスは常に変異しており、現在はJN.1系統由来の複数の株が流行の中心となる可能性が指摘されています [11, 12]。
過去の感染や古いワクチンで得られた免疫の効果は、時間経過や新たな変異株の出現によって低下する可能性があります [2, 9, 11]。
2. 重症化のリスクは依然として存在
感染しても、多くは軽い症状で済みます。
しかし、一部の方では肺炎などを起こし、入院や重篤な状態に至ることがあります [1, 7, 11]。
特に高齢者や基礎疾患(持病)をお持ちの方は注意が必要です [1, 7, 9]。
基礎疾患のない比較的若い方でも、入院するケースは報告されています [2]。
3. インフルエンザとの比較
インフルエンザと比較した場合、特に高齢者では、新型コロナによる入院や死亡のリスクはインフルエンザと同等かそれ以上との報告があります [1, 6, 12]。
実際に、日本国内の2024年の死亡者数は、新型コロナが約36,000人に対し、インフルエンザは約2,900人でした [6]。
65歳未満の成人でも、2024年の死亡数は新型コロナがインフルエンザを上回っています。
COVID-19の疾病負荷は、インフルエンザと同等かそれ以上と考えられます [12]。
4. ウイルス変異と免疫の減衰の影響
過去にワクチン接種を完了していても、新たな変異株により重症化するケースが報告されています(例:KP.3による肺炎症例 [2])。
特に基礎疾患がある場合は注意が必要です。
継続的な感染対策が求められます。
特に注意が必要な方々(重症化リスクの高い方)
1. 高齢者
年齢、特に65歳以上であることは、重症化の最も重要な要因の一つです [1, 7, 9, 11]。
年齢が上がるほど、入院や死亡のリスクが高まります [1, 2]。
さらに、高齢者が新型コロナによる肺炎にかかると、回復後も日常生活を送る能力(ADL)が低下することがあります [2]。
元の生活に戻るのが困難になるケースも、オミクロン株流行期に報告されています。
特に80歳以上では、入院前のADLレベルが高くても、退院時には大幅に低下する傾向が見られます。
1年経っても十分に回復しないこともあります。
これは「健康寿命」の短縮であり、介護が必要な期間が長くなる可能性があります [2]。
2. 基礎疾患(持病)をお持ちの方
心臓病、肺の病気(COPDなど)、腎臓病、肝臓病、糖尿病、肥満(BMI 30以上)、がん治療中、免疫抑制剤の使用中など、様々な基礎疾患が重症化リスクを高めます [1, 7, 9, 11, 12]。
これらの病気があると、体がウイルスと戦う力が弱まったり、感染による合併症が起こりやすくなったりします。
重症化リスクのある基礎疾患の主な例は以下の通りです。
| カテゴリ | 具体的な疾患・状態の例 |
|---|---|
| 慢性の病気 | 慢性の呼吸器疾患、心臓病(高血圧含む)、腎臓病、肝臓病(肝硬変など) |
| 代謝・生活習慣 | 糖尿病(インスリンや飲み薬で治療中)、肥満(BMI 30以上)、睡眠時無呼吸症候群 |
| 免疫・血液 | 免疫機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍含む)、ステロイドなどの免疫抑制治療、血液の病気(鉄欠乏性貧血を除く) |
| 神経・身体 | 神経疾患や神経筋疾患、重症心身障害、重い精神疾患・知的障害 |
(参考文献[12]の表2より改変)
特に、以下のような中等度から重度の免疫不全状態にある方は特に注意が必要です [12]。
ワクチンによる免疫がつきにくい可能性も指摘されています。
| カテゴリ | 具体的な疾患・状態の例 |
|---|---|
| がん(悪性腫瘍) | 固形がんや血液がんで治療中の方。特定の血液悪性腫瘍(慢性リンパ性白血病など)。 |
| 移植 | 臓器移植や造血幹細胞移植(骨髄移植など)を受け、免疫抑制治療中の方。CAR-T療法中の方。 |
| 免疫の病気 | 先天性免疫不全(中等度〜重度)、進行したHIV感染症(CD4<200など)の方。 |
| 免疫を強く抑える薬での治療 | 高用量ステロイド(プレドニゾン20mg/日を2週間以上など)、B細胞除去剤(リツキシマブなど)、その他のがん治療薬(化学療法)、移植後の免疫抑制剤など。 |
(参考文献[12]の表3より改変)
急性期症状だけではない、長期的な影響
1. 後遺症(罹患後症状、Long COVID)
感染後、急性期の症状が治まっても、様々な症状が数ヶ月以上続くことがあります [7, 12]。
倦怠感、集中力低下(ブレインフォグ)、息切れ、咳、味覚・嗅覚障害などが代表的です。
これは「罹患後症状」や「Long COVID」と呼ばれます。
入院しなかった軽症例でも10~30%程度に見られる可能性があり、生活の質(QOL)を大きく低下させます [2, 7]。
ワクチン接種は、この後遺症のリスクを減らす可能性があります [2, 7]。
若年成人では症状が1年以上続く場合もあります [12]。
2. その他の後遺症リスク
感染後に、自己免疫疾患 [2]、糖尿病 [2]、心血管系の病気、認知機能の低下 [2] などを発症するリスクが高まる可能性も指摘されています。
ウイルスが体内に持続的に潜伏することなどが、長期的な影響に関与している可能性も考えられます [2]。
ワクチン接種は、これらのリスクの一部(例:自己免疫疾患のリスク半減)を軽減する可能性も示唆されています [2]。
このように、新型コロナは急性期の症状だけでなく、長期的な影響を及ぼす可能性があります。
特に重症化リスクの高い方は注意が必要です。
重症化を防ぐことの重要性が改めて示されています。
当院の推奨:ワクチン接種が特に推奨される方
守るべき人を守るために
国の定める定期接種の対象者は以下の通りです [6, 10, 11]。
これらの方々は、新型コロナが重症化しやすいことが明らかになっています。
当院では、国の定期接種の方針に基づき、重症化リスクが高い方々にワクチン接種を最も強く推奨しています [1, 6, 11]。
主な目的は、入院、重篤な合併症、後遺症、死亡といった深刻な結果を防ぐことです [1, 3, 4, 6, 7, 11]。
国の定期接種制度もこの考え方に基づいています。
ワクチン接種を強く推奨する方々(定期接種対象者)
上記以外にも、重症化リスクを高める要因は様々あります(「基礎疾患(持病)をお持ちの方」セクション参照)[7, 9, 11, 12]。
糖尿病、肥満、慢性肺疾患、がん治療中、免疫抑制状態などです。
これらのリスク因子をお持ちの方には、定期接種の基準に合致しなくても、ワクチン接種を強く推奨します [12]。
ご自身の状況について医師とよく相談しましょう。
定期接種対象外の方々のワクチン接種について(任意接種)
定期接種の対象とならない方(例:65歳未満で特定の重度障害や基礎疾患がない方)の接種は、「任意接種」となります [6, 10, 11]。
任意接種対象の方は、一般的に重症化リスクは低いですがゼロではありません [2, 12]。若年成人でもインフルエンザと同等以上の疾病負荷や、罹患後症状のリスクがあります [12]。
任意接種でも、ワクチン接種にはメリットがあります。
当院としては、任意接種の対象となる方々も、ご自身の状況(職業、生活環境、考え方など)を踏まえ、接種を選択されることを推奨いたします [12]。
個別のご判断のために
ワクチンを接種するかどうかは、最終的にはご自身の判断です。
特に任意接種の方は、主治医とよく相談して決定することが最も重要です。
ワクチンの有効性:期待できる効果について
最新のウイルスに対応するワクチン
新型コロナワクチンは、流行ウイルスの変化に合わせて更新されています [7, 9]。
2025年冬期に使用されるワクチンは、主にJN.1系統の子孫であるLP.8.1系統またはXEC系統などを標的としています [6, 11, 12]。
これにより、現在流行している可能性が高いウイルスに対し、より効果的な免疫応答を目指しています。
非臨床試験(マウス)では、これらの新しいワクチンが現在流行株(XEC, LP.8.1, NB.1.8.1, XFG)に対し、従来のJN.1対応ワクチンよりも高い中和抗体価を誘導することが示されています [12]。
重症化を防ぐ効果:最新の研究データから
ワクチンの最も重要な効果は、重症化、入院、死亡を防ぐことです [1, 3, 4, 6, 11]。
最新の研究データ(米国退役軍人対象、2024-2025年シーズンKP.2対応ワクチン、2025年10月報告 [3])があります。
インフルエンザワクチンのみ接種した方と比較し、新型コロナワクチンも同時接種した方では、接種後6ヶ月時点で以下の有効性(リスク減少率)が示されました。
これらの結果は、特に入院や死亡といった深刻な事態を防ぐ効果が高いことを示しています [3]。
また、日本の厚生労働省の資料 [6] では、2024年秋のJN.1対応ワクチンについて、入院を約45~70%程度予防したとの国内外の研究報告があります [6]。
さらに、長崎大学のVERSUS研究では、18~64歳での発症予防効果が60.0%であったと報告されています [12]。
これらの研究 [3, 6] では、ワクチンの有効性が年齢、基礎疾患の有無、免疫状態にかかわらず認められています [3]。
これは、当院が接種を推奨する高齢者や基礎疾患をお持ちの方々にとっても、ワクチンが有効であることを裏付けるものです。
感染そのものを防ぐ効果について
一方で、感染そのものを完全に防ぐ効果は、重症化予防効果ほど高くありません [7, 9, 12]。
また、時間経過とともに低下しやすいことも知られています。
ワクチンの有効性は接種後数ヶ月で減衰する傾向があります。
そのため、流行株に対応した新たなワクチンを年1回接種することが推奨されます [12]。
ワクチン接種後も、状況に応じた基本的な感染対策(手洗い、換気、人混みでのマスク着用など)は引き続き大切です。
ワクチン接種の主な目的は、感染した場合の重症化を防ぐことにあるとご理解ください。
過去に感染した方への効果
過去に新型コロナに感染したことがある方でも、再感染のリスクはあります [12]。
ワクチン接種は、過去の感染による免疫をさらに強化します。
そして、再感染や重症化リスクを低減する効果が期待できます [9, 12]。
発症から3か月以上経過していれば、接種が推奨されます [12]。
免疫効果の持続期間
感染やワクチン接種で得られた免疫は、時間経過とともに徐々に低下します [2, 9]。
そのため、特に重症化リスクの高い方には、定期的なワクチン接種(年1回)が推奨されます [11, 12]。
適切な時期に追加接種を行うことで、免疫力を高め、重症化への防御を維持できます。
日本国内で利用可能な新型コロナワクチン(2025年冬期)
様々な種類のワクチン
現在、国内ではいくつかの異なる技術を用いたワクチンが承認・使用されています [4, 5, 6, 12]。
個々の状況に応じた選択が可能です。
具体的なワクチン製剤
2025年冬期に使用されるワクチンは以下の通りです [5, 6, 12]。
標的ウイルス株は、ファイザー社、モデルナ社、武田薬品工業がLP.8.1対応、第一三共社、Meiji Seika ファルマ社がXEC対応となります [12]。
表1:日本国内で利用可能な主な新型コロナワクチンの種類 (2025年9月時点の情報に基づく) [5, 6, 12]
| 製造販売業者 | 販売名 | ワクチンの種類 | 主な対象年齢 | 特徴・備考 |
|---|---|---|---|---|
| ファイザー | コミナティ筋注 (12歳以上用など) | mRNAワクチン (LP.8.1対応) | 6か月以上 | 幅広い年齢層で使用実績あり |
| モデルナ | スパイクバックス筋注 (12歳以上用など) | mRNAワクチン (LP.8.1対応) | 6か月以上 | 幅広い年齢層で使用実績あり |
| 第一三共 | ダイチロナ筋注 | mRNAワクチン (XEC対応) | 5歳以上 | 国産のmRNAワクチン (RBD標的) |
| Meiji Seika ファルマ | コスタイベ筋注用 | レプリコンワクチン (XEC対応) | 18歳以上 | 自己増殖型mRNA技術、抗体持続期間が長い可能性 |
| 武田薬品工業 | ヌバキソビッド筋注 | 組換えタンパクワクチン (LP.8.1対応) | 6歳以上 | タンパク質ベース、アジュバント添加 |
接種医療機関によって取り扱うワクチンは異なります [6]。
国内で承認・使用されているワクチンは、いずれも国の厳格な審査を経て有効性と安全性が確認されています [6]。
ワクチンの種類によって効果や副反応に若干の違いはありますが、重症化予防という目的において、どのワクチンでも一定の効果が期待できます [12]。
ワクチン接種の実際:スケジュールや他のワクチンとの関係
接種回数とスケジュール
1. 基本的な接種回数
2025年冬期の新型コロナワクチン接種は、過去の接種歴に関わらず、原則として期間中に1回です [6, 11]。
これは、多くの方が既にある程度の免疫を持っていることなどを考慮した方針です。
2. 接種時期
国の定期接種期間は、原則として毎年秋冬です [6]。
仙台市では、令和7年度(2025-2026年シーズン)の定期接種期間を
令和7年10月1日(水)~令和8年1月31日(土)
としています [10]。
インフルエンザ等の流行本格化前に免疫をつけるため、期間の早い時期(秋頃)の接種をお勧めします。
任意接種の時期は医療機関にご確認ください。
3. 個別状況の考慮
他のワクチンとの同時接種
1. インフルエンザワクチンとの同時接種
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同日接種が可能です [6, 11]。
左右の腕に分けて接種するなど、接種部位を変えれば問題ありません。
毎年インフルエンザワクチンを接種する方には便利でしょう。
2. その他のワクチンとの接種間隔
インフルエンザワクチン以外のワクチン(高齢者肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンなど)との接種間隔も、原則として制限はありません [6, 11]。
翌日などに接種することも可能です。
ただし、不安な場合は医師にご相談ください。
副反応と安全性について:知っておくべきこと
よく見られる副反応
ワクチン接種後、免疫ができる過程で一時的な反応(副反応)が出ることがあります。
多くは軽度~中等度で、通常1~3日程度で自然に治まります [4, 6, 7, 9]。
反応の種類や程度はワクチンによって多少異なります [4, 6]。
一般的に若年者や追加接種後の方が出やすい傾向がありますが、個人差は大きいです [4]。
組換えタンパクワクチン(ヌバキソビッド)は、発熱などの全身反応が少ない傾向があります [2]。
表2:新型コロナワクチン接種後の主な副反応と対処法(頻度は一般的な目安であり、ワクチンの種類や個人差があります) [4, 6, 7]
| 反応の種類 | 主な症状 | 頻度の目安 (例)* | 対処法 |
|---|---|---|---|
| 局所反応 | 痛み | 50%以上 (非常に多い) [6] | 冷やす、無理に動かさない |
| 赤み、腫れ、かゆみ | 10%~50% (多い) [6] | 冷やす | |
| 全身反応 | 疲労感、頭痛 | 50%以上 (非常に多い) [6] | 安静にする、水分補給、必要なら解熱鎮痛薬を使用 |
| 筋肉痛、関節痛 | 10%~50% (多い) [6] | 安静にする、必要なら解熱鎮痛薬を使用 | |
| 悪寒、発熱 | 10%~50% (多い) [6] | 水分補給、衣服で調整、必要なら解熱鎮痛薬を使用 | |
| 吐き気・嘔吐、下痢 | 1%~10% (時々ある) [6] | 水分補給、消化の良い食事、安静にする |
副反応が出た場合の対応
まれな重い副反応について
頻度は非常にまれですが、以下の副反応が知られています。接種会場や医療機関では適切な対応体制を整えています。
アナフィラキシー
接種後すぐに(通常30分以内)起こる重いアレルギー反応です [8]。
じんましん、呼吸困難、血圧低下などが現れます。
頻度は極めてまれです(100万回接種あたり数件程度)[4, 8]。
当院での対応
接種後は院内で15~30分様子を見ます。万が一発生しても、迅速な救急処置が可能です。
ストレス関連反応について
接種後に動悸、息苦しさ、めまいなどを感じることがあります。
これらはアレルギーではなく、接種時の不安や緊張による反応(ISRR)の場合も少なくありません [8]。
ISRR自体は危険ではありませんが、症状が強い場合は相談してください。
以前にワクチン成分(PEGなど)へのアレルギーが疑われた方でも、多くの場合安全に接種可能です [8]。
心筋炎・心膜炎
主にmRNAワクチン接種後、数日以内に胸痛、動悸、息切れなどが現れることがあります [4, 6, 7]。
特に若年男性の2回目接種後などに報告が多いとされましたが、頻度はまれです [4, 7]。
多くは軽度で改善します [4, 7]。
新型コロナ感染自体でも起こり得ます [4, 7]。
最新データでは、報告頻度が低下している可能性も示唆されています [4, 12]。
安全性への取り組み
国内では、接種後の健康状態調査や、副反応疑い報告・評価体制が整備されています [4, 6, 7]。
万が一、予防接種で重篤な健康被害が生じ、国が認定した場合には「予防接種健康被害救済制度」による給付を受けられます [6, 10]。
費用と助成制度:仙台市の場合
接種費用は、定期接種か任意接種かで異なります。
1. 定期接種の場合(公費負担あり)
対象者 [10]
接種期間 [10]
費用(自己負担金)[10]
自己負担金の免除について(仙台市独自の助成)[10]
以下の方は、必要書類の提示で自己負担金が無料になります。
※詳細は仙台市のウェブサイト等でご確認ください。
2. 任意接種の場合(全額自己負担)
対象者 [10, 11]
費用
全額自己負担です。
費用は医療機関により異なります [10]。
院内での任意接種費用
当院での任意接種(自費診療)の費用は、1回 15,500円(税込)です。
表3:仙台市における新型コロナワクチン接種の費用概要(2025-2026年シーズン) [10]
| 接種の種類 | 主な対象者(仙台市民) | 接種期間(仙台市) | 自己負担額 | 自己負担免除(仙台市) |
|---|---|---|---|---|
| 定期接種 | ・65歳以上 ・60~64歳で特定の重度障害あり | 令和7年10月1日~ 令和8年1月31日 | 8,000円 | ・生活保護世帯 ・市民税非課税世帯(介護保険料段階1-4) ・中国残留邦人等支援給付受給者 (要証明書類) |
| 任意接種 (当院) | ・上記以外の方 ・定期接種対象者が期間外に接種する場合 [10, 11] | 通年(要予約) | 15,500円 (税込) | なし |
終わりに:皆様の健康のために
この記事では、2025年冬期の新型コロナのリスク、ワクチンの有効性・安全性、仙台市での接種情報をお伝えしました。
要点
最終的な接種判断は、ご自身の健康状態などを考慮し、医師とよく相談して決めましょう。
特に60歳以上の方や基礎疾患のある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
個別のアドバイスをいたします。
ワクチン効果発現には接種後2週間程度かかります。
冬の流行に備え、早めの接種をご検討ください [12]。
ご予約・お問い合わせ
新型コロナワクチン接種に関するご相談、ご予約(定期・任意)は、お電話または当院ウェブサイト予約システムで承ります。
お気軽にご問い合わせください。
お電話でのお問い合わせ
022-302-5241皆様の健康維持のため、スタッフ一同努めてまいります。
免責事項
この記事は情報提供が目的であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。
ご自身の健康状態や治療については、必ず医師にご相談ください。
参考文献