仙台どうき・息切れ内科総合クリニック|内科、循環器内科|宮城県仙台市太白区

インフルエンザ

当院におけるインフルエンザ診療の考え方

インフルエンザ 表紙

はじめに(この記事のまとめ)

  • インフルエンザの主な症状:38℃以上の急な高熱、強いだるさ、関節や筋肉の痛みなどです。風邪と違い、症状が急に現れるのが特徴です。
  • 予防にはワクチン接種が重要です:特にご高齢の方や、喘息・COPD・心臓の病気・糖尿病などの持病がある方は、重症化を防ぐために毎年の接種をお勧めします。
  • 診察にかかる費用(目安):3割負担の方で、診察、検査、処方箋料などを合わせて、およそ2000円~2500円です(お薬代は別にかかります)。
  • 当院のワクチン接種費用(令和7年度):任意接種は3400円です。
  • ご家族が感染した場合の予防内服(自費診療):ご家族など濃厚接触者の方の発症予防にお薬(タミフル)を処方できます。これは自費診療となり、診察とお薬代を合わせて3500円です。

仙台市でも冬になるとインフルエンザの流行が始まります。
急な高熱や体の痛みは非常につらいものです。

この記事では、インフルエンザについて正しく理解し、適切に対処できるよう、症状の見分け方から検査・治療、そして最も大切な予防法であるワクチン接種まで解説します。

1. インフルエンザとは?風邪との違い

インフルエンザとは

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インフルエンザは、「インフルエンザウイルス」に感染して起こる病気です。ウイルスにはA型、B型などの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

  • A型インフルエンザ
    ヒトだけでなく、鳥や豚などにも感染します。
    ウイルスが大きく形を変える(変異する)ことがあり、世界的な大流行(パンデミック)の原因となるのはこのA型です。
    症状は比較的重い傾向があります。
  • B型インフルエンザ
    主にヒトに感染します。
    A型のような大きな変異は少なく、パンデミックは起こしませんが、冬の季節性インフルエンザの原因となります。
    症状はA型に比べると比較的軽いことが多いですが、つらい症状が出ることもあります。

風邪との違い

インフルエンザは「風邪」とよく間違えられますが、原因のウイルスが違い、症状の出方にも大きな差があります。
「ただの風邪かな?」と思っていたら、インフルエンザだったということもよくあります。
症状の違いを知ることが、早めの対応につながります。



症状 インフルエンザ 風邪(普通感冒)
発症の仕方 急に症状が出ることが多い ゆるやかに症状が出ることが多い
発熱 38℃以上の高熱が出ることが多い 熱が出ても微熱の場合が多い
全身の症状 強いだるさ、筋肉や関節の痛みが強く出ることが多い 軽いことが多い
のどや鼻の症状 遅れて咳、喉の痛み、鼻水などが出ることが多い 鼻水、喉の痛み、くしゃみなどが中心
重症化 まれに肺炎や脳症になることがある ほとんどない

[参考文献1, 2]

インフルエンザを強く疑う症状(診断の手がかり)

インフルエンザの診断は、流行状況や症状の組み合わせから総合的に判断しますが、特に「インフルエンザらしさ」を高める症状がいくつか知られています。
医師が診断する際の手がかりとなる、陽性尤度比(その症状があると、インフルエンザである可能性が何倍になるかを示す指標)の高い症状・所見をご紹介します。

  • 突然の発症と高熱・悪寒
    風邪が「なんとなく体調が悪い」と始まるのに対し、インフルエンザは「何時何分から急に具合が悪くなった」と言えるほど突然発症し、悪寒や震えを伴う38℃以上の高熱が出るのが大きな特徴です。
  • 強い全身症状
    「寝込んでしまう」ほどの強い倦怠感や体の節々の痛み(筋肉痛・関節痛)も、インフルエンザを強く示唆します。
    特に「発熱」と「咳」が同時にあり、「寝込んでしまう」という状態は、インフルエンザの可能性を高めます(陽性尤度比 2.5)。[参考文献2]
  • 特徴的な咽頭所見
    診察時に医師が喉の奥を観察すると、赤く腫れた小さな粒々(リンパ濾胞)が見られることがあります。
    特に、これがイクラのように見える所見は、インフルエンザの診断に非常に有用とされています。[参考文献2]

流行期にこれらの症状が揃っている場合、たとえ迅速検査が陰性であっても、臨床的にインフルエンザと診断し治療を開始することがあります。

2. インフルエンザの原因と症状

感染経路

  • 飛沫感染
    感染した人の咳やくしゃみ、会話などで飛び散るウイルスを含んだしぶき(飛沫)を吸い込むことで感染します。
  • 接触感染
    ウイルスが付着したドアノブや手すりなどに触れた手で、口や鼻、目などを触ることによって感染します。

潜伏期間と典型的な症状

ウイルスに感染してから1~3日程度の潜伏期間を経て、突然症状が現れます。[参考文献1, 4]

  • 初期症状
    38℃以上の急な高熱、悪寒、頭痛、全身の倦怠感、関節痛、筋肉痛といった全身症状が強く現れます。
  • その後の症状
    少し遅れて、咳、喉の痛み、鼻水といった呼吸器の症状が目立つようになります。

通常、これらの症状は1週間程度で回復に向かいますが、体力のない方やご高齢の方では回復が遅れることもあります。

こんな症状はすぐ受診を(危険なサイン)

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以下のような症状が見られる場合は、重症化している可能性があります。我慢せず、速やかに医療機関を受診してください。

  • 呼吸が苦しい、息切れがする
  • 胸に強い痛みがある
  • 意識がもうろうとする、呼びかけに反応しない
  • けいれんを起こす
  • 嘔吐や下痢が続き、水分が摂れない

特に注意が必要な方(重症化ハイリスク群)

インフルエンザは、ときに肺炎や脳症といった重い合併症を引き起こすことがあります。
特に以下のような方は重症化のリスクが高いため、感染予防と早期の受診が非常に重要です。[参考文献3, 5]

  • 65歳以上の高齢者
  • 喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、心不全、糖尿病などの慢性的な持病をお持ちの方
  • がん治療中などで免疫機能が低下している方
  • 妊娠中の方
  • 乳幼児(特に2歳未満)

まとめ
急な高熱や強い体の痛みはインフルエンザのサインかもしれません。
特に重症化しやすい方は、早めに仙台市の医療機関にご相談ください。

3. インフルエンザの検査と治療

インフルエンザの検査

インフルエンザが疑われる場合、クリニックでは主に「迅速抗原検査」を行います。

これは、鼻や喉の奥を細い綿棒でぬぐってウイルスがいるかどうかを調べる簡単な検査です。

検査のタイミング
症状が出てから12時間~48時間以内に検査を受けるのが最も望ましいとされています。
発症直後だとウイルス量が少なく、陽性でも陰性と出てしまう(偽陰性)ことがあるためです。[参考文献4]

注意
 迅速検査の結果が陰性でも、症状や周りの流行状況から医師が「インフルエンザの可能性が高い」と判断することもあります。
 検査結果だけが全てではないことをご理解ください。 

インフルエンザの治療法

治療の基本は、症状を和らげる「対症療法」と、原因となるウイルスの増殖を抑える「抗インフルエンザ薬」です。

抗インフルエンザ薬

ウイルスの増殖を抑え、症状の期間を1~2日短縮し、重症化を防ぐ効果が期待できます。
症状が出てから48時間以内に服用を開始することが非常に重要です。[参考文献6]

  • オセルタミビル(タミフル®など):カプセルや粉薬の内服薬。
  • ザナミビル(リレンザ®など):専用の器具を使って吸入する薬。
  • バロキサビル(ゾフルーザ®など):1回の服用で治療が完了する内服薬。

当院の抗インフルエンザ薬処方の考え方

現在、インフルエンザにはいくつかの種類の抗ウイルス薬がありますが、どの薬を選択するかは、有効性、安全性、医療経済性、そして患者さんの使いやすさを総合的に判断して決める必要があります。

当院では、インフルエンザの治療に抗ウイルス薬を使用する場合、ほとんどのケースでオセルタミビル(タミフル®など)を選択します。
これは、最も長く使用されてきた実績があり、安全性や効果に関するデータが豊富であること、また後発医薬品(ジェネリック)が登場しており、患者さんの経済的な負担を軽減できるという利点があるためです。

吸入薬であるザナミビル(リレンザ®)やラニナミビル(イナビル®)も良い薬ですが、当院では処方を慎重に行う場合があります。
主な理由は以下の通りです。

  • 手技の確実性
    特に1回で治療が完了するタイプの吸入薬は、吸入を一度でも失敗してしまうと十分な効果が得られない可能性があるため、確実な効果を期待して慎重に判断しています。

また、1回の内服で治療が完了するバロキサビル(ゾフルーザ®)も選択肢の一つですが、当院では処方に慎重な姿勢をとっています。
主な理由は以下の通りです。

  • 耐性化のリスク:比較的新しい薬であり、ウイルスが薬に対して耐性を持つ(効かなくなる)変異を起こすリスクについて、まだ長期的なデータが十分とは言えません。
  • 治療の確実性:「1回で済む」という利便性よりも、5日間しっかりと内服する従来の治療法で、より確実な効果を目指すことが重要と考えています。
  • 医療経済性:多くの患者さんにとって、後発医薬品もあるオセルタミビルを優先する意義は大きいと考えています。
 もちろん、患者さん個々の状況(薬の飲み込みが困難であるなど)に応じて最適な薬剤を選択しますので、ご不明な点は医師にご相談ください。 

対症療法

高熱や頭痛、関節痛などのつらい症状を和らげるために、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)や咳止め、痰を出しやすくする薬などを処方します。

ご自宅での過ごし方(セルフケア)

インフルエンザにかかったら、何よりも安静にして体を休めることが大切です。

また、高熱で汗をかくため、こまめに水分補給を心がけ、脱水症状を防ぎましょう。

まとめ
インフルエンザの治療には、早めの抗ウイルス薬の服用が有効です。
つらい症状があれば、我慢せずにご相談ください。

4. インフルエンザの予防とワクチン

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インフルエンザ予防の基本

インフルエンザを予防するために、ワクチン接種は非常に重要な対策の一つです。

それに加え、日常生活では以下の対策を心がけましょう。

  • こまめな手洗い、アルコールによる手指消毒
  • 咳エチケット(咳やくしゃみをする際にマスクやティッシュ、袖で口・鼻を覆う)
  • 流行時期は人混みを避ける
  • 室内の適度な湿度を保ち、換気を行う

インフルエンザワクチンの本当の効果

インフルエンザワクチンの効果について、「接種してもかかるから意味がない」という声を聞くことがあります。確かに、ワクチンを接種しても感染を100%防ぐことはできません。一般的に、その年のワクチンの効果は40~60%ほど、インフルエンザの発症を防ぐと報告されています。ある大規模な研究のまとめでは、健康な成人がワクチンを接種することで、インフルエンザにかかる確率が2.3%から0.9%に減少したと報告されています。[参考文献5]

しかし、ワクチンには「もし感染しても症状を軽くする」という、もう一つの大切な効果があります。

もし、かかってしまっても症状を軽くする効果(症状緩和効果)

一般の健康な方がワクチンを接種した後にインフルエンザにかかってしまった場合でも、接種しなかった場合と比べて症状が軽く済む傾向があることが、多くの研究で報告されています。
これを「症状緩和効果」と呼びます。

約6300人の外来患者さんを対象としたある研究報告(※)では、ワクチンを接種していた人は、接種していなかった人と比べて、以下のような結果が示されました。

  • 症状が軽く済む
    ワクチンを接種していた人の方が、ご自身の症状が軽いと回答する割合が高い傾向にありました。
  • 早く治る
    特に18~49歳の成人では、症状が続く期間が中央値で2日短縮されました(ワクチン接種者: 4日、非接種者: 6日)。
  • つらい症状が出にくい
    ワクチンを接種していた人では、発熱や喉の痛みといった症状が出る頻度が低く、全体的な体調も良好であると報告されています。

これは、ワクチンによって体の中に作られた免疫が、ウイルスが増えるのを効率的に抑え込んでくれるためと考えられています。
つまり、ワクチンは「入院するような重症化を防ぐ」という効果に加えて、「つらい症状の程度を和らげ、回復を早める」という効果も期待できるのです。[参考文献12]

(※)外来患者を対象とした研究報告(Chung JR, et al. Vaccine. 2022)より

特にワクチン接種をおすすめしたい方(各学会ガイドラインによる強い推奨)

インフルエンザ感染は、持病を悪化させる大きなきっかけとなることがあります。

そのため、ご高齢の方や妊婦さん、小さいお子さんはもちろん、特に慢性的な持病をお持ちの方には、各専門学会の診療ガイドラインでも毎年のワクチン接種が強く推奨されています。

心臓病(心不全など)をお持ちの方

日本循環器学会と日本心不全学会が合同で作成した診療ガイドラインでは、心不全の患者さんへのインフルエンザワクチン接種を最も強く推奨しています(推奨クラスI)。

接種によって死亡リスクが下がることが多くの研究で示されています。[参考文献9]

呼吸器疾患(喘息、COPDなど)をお持ちの方

  • 喘息の方
    インフルエンザ感染は、重い喘息発作の危険な引き金になります。
    そのため、日本喘息学会の「喘息診療実践ガイドライン」では、すべての喘息患者さんにインフルエンザワクチン接種を強く推奨しています。[参考文献10]
  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)の方
    日本呼吸器学会のガイドラインで、COPD患者さんへのワクチン接種は最も推奨度の高い「A」評価です。
    接種によって、命に関わるCOPDの悪化や死亡のリスクを減らすことができます。[参考文献11]

糖尿病などの代謝性疾患をお持ちの方

これらの病気がある方は、インフルエンザが重症化しやすくなります。
ご自身の体を守るために、ぜひ毎年の接種をご検討ください。

ワクチンの接種時期と効果

日本では例年12月~3月頃にインフルエンザが流行します。
ワクチンの効果が現れるまでに約2週間かかるため、流行が本格化する前の10月~12月中旬までに接種を終えておくことが推奨されます。

ワクチンの効果は約5ヶ月間持続します。
また、流行するウイルスの型は毎年少しずつ変化するため、毎年接種することが必要です。

ワクチンの種類と副反応

当院では、一般的なワクチンに加え、65歳以上の方には、より高い効果が期待できる高齢者用のワクチンもご用意しております。

接種後、注射した部位が痛んだり、赤く腫れたり、まれに微熱やだるさが出ることがありますが、これらの副反応の多くは2~3日で自然に治まります。
過度に心配する必要はありませんのでご安心ください。

当院でのワクチン接種について

当院ではインフルエンザワクチンの接種を行っております。
令和7年度(2025年度)シーズンの任意接種費用は3400円です。
接種費用や予約方法など、ご不明な点がありましたら、お電話または受付にてお気軽にご相談ください。

5. インフルエンザに関するよくあるご質問(Q&A)

Q1:ワクチンを打てば、絶対にかかりませんか?


A:

ワクチンを接種しても、かかる可能性はゼロではありません。
しかし、もし感染しても症状が軽く済んだり、肺炎などの重い合併症を防いだりする効果が期待できます。
最も重要なのは重症化予防です。

Q2:去年ワクチンを打ちましたが、今年も打つ必要はありますか?


A:

はい、必要です。
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ形を変えて流行するため、その年の流行を予測して作られたワクチンを毎年接種することが、予防につながります。

Q3:卵アレルギーがありますが、接種できますか?


A:

はい、ほとんどの場合で安全に接種できます。
現在のワクチン製造技術では、アレルギーの原因となる卵成分はほとんど除去されています。
重度のアレルギーでご心配な方は、接種前に医師にご相談ください。[参考文献5]

Q4:家族がインフルエンザにかかりました。どうすればよいですか?


A:

ご家庭内での感染拡大を防ぐため、できるだけ部屋を分け、お互いにマスクを着用し、こまめに手を洗いましょう。

また、ご家族(濃厚接触者)が発症を予防するために、抗ウイルス薬(タミフル)を内服する「予防内服」という方法があります。
これは治療ではなく予防目的のため、自費診療となります。
当院では、診察料とお薬代を合わせて3500円で行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。[参考文献8]

Q5:インフルエンザにかかったら、どのくらいの期間、仕事や学校を休むべきですか?


A:

インフルエンザにかかった際の療養期間について、大人には法律で定められた明確な決まりはありません。
しかし、周囲への感染を防ぐため、多くの場合、学校保健安全法で定められている以下の基準が参考にされます。


療養期間の目安(学校保健安全法に準拠)


「発症した日を0日目として5日が経過し、
かつ
熱が下がってから2日が経過するまで」

この「かつ」という部分がポイントで、両方の条件を満たす必要があります。

少し分かりにくいかもしれませんので、具体的なパターンを図で見てみましょう。(発症日を月曜日とします)

パターン1:早くに熱が下がった場合


この例では、「発症後5日経過」の条件が適用されます。


発症日 (0日) 療養 (1日) 療養 (2日)
★解熱
療養 (3日)
[解熱後1日]
療養 (4日)
[解熱後2日]
療養 (5日) 外出可能
「解熱後2日経過」はクリア 「発症後5日経過」が適用

パターン2:熱が長引いた場合


この例では、「解熱後2日経過」の条件により、療養期間が延長されます。


翌週 月
発症日 (0日) 療養 (1日) 療養 (2日) 療養 (3日) 療養 (4日)
★解熱
療養 (5日)
[解熱後1日]
療養延長
[解熱後2日]
外出可能
「発症後5日経過」はクリア 「解熱後2日経過」が適用

このように、2つの条件のうち、どちらか遅い方の日付までがお休みになるとお考え下さい。

この基準は、周りの大切なご家族や同僚に感染を広げないために非常に重要です。

6. 当院のインフルエンザ診療について

当院では、患者さんお一人おひとりの症状を丁寧にお伺いし、迅速検査の結果と合わせて的確な診断を心がけております。

年齢や症状、基礎疾患の有無などを総合的に判断し、抗インフルエンザ薬の必要性や最適な治療方針について、患者さんにご理解いただけるよう丁寧に説明し、ご提案いたします。

当院の感染症対策について

当院では、他の患者さんへの感染を防ぐため、感染症が疑われる方の診療体制を一般の診療と完全に分けています。

  • 専用の入り口と通路:感染症の疑いがある方は、一般の患者さんとは別の入り口からご案内します。
  • 専用の待合室:待合室も2つご用意しており、他の患者さんと接触することがないように配慮しています。
  • 専用のトイレ:感染症の患者さん専用のトイレを設けています。
  • 別のお会計:お会計も一般の方とは別の場所で行います。

皆様に安心してご来院いただくための取り組みです。ご理解とご協力をお願いいたします。

ご注意
感染症外来でのお会計は現金のみのお取り扱いとなりますので、あらかじめご了承ください。

まとめ

インフルエンザは、急な高熱や強い全身症状を伴うつらい感染症ですが、正しい知識を持って対処すれば、過度に恐れる必要はありません。

  • 風邪とは違う「急な高熱」「強い体の痛み」があればインフルエンザを疑いましょう。
  • 症状を和らげ、回復を促すためには、「早めの受診」と「安静・水分補給」が大切です。
  • 重要な予防策の一つが「ワクチン接種」であり、特に持病のある方には重症化予防のために強くお勧めします。

インフルエンザを疑うつらい症状がある場合は、我慢せずにぜひ一度お気軽に当院へご相談ください。

7. ご予約・お問い合わせはこちら

つらい症状がある場合は、我慢せずにお早めにご相談ください。


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022-302-5241

参考文献リスト

  1. 具芳明. 学び直し風邪診療 今さらきけない疑問に答える. 中外医学社; 2024.
  2. 山本舜悟. かぜ診療マニュアル 第3版. 日本医事新報社; 2019.
  3. UpToDate. Patient education: Flu vaccine (The Basics). (Accessed on October 8, 2025).
  4. UpToDate. Seasonal influenza in adults: Clinical manifestations and diagnosis. (Accessed on October 8, 2025).
  5. UpToDate. Seasonal influenza vaccination in adults. (Accessed on October 8, 2025).
  6. UpToDate. Seasonal influenza in nonpregnant adults: Treatment. (Accessed on October 8, 2025).
  7. UpToDate. Patient education: Influenza symptoms and treatment (Beyond the Basics). (Accessed on October 8, 2025).
  8. UpToDate. Seasonal influenza in adults: Role of antiviral prophylaxis for prevention. (Accessed on October 8, 2025).
  9. 日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン. 2025年改訂版 心不全診療ガイドライン.
  10. 日本喘息学会. 喘息診療実践ガイドライン2022.
  11. 日本呼吸器学会. COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン2022〔第6版〕.
  12. Chung JR, et al. Vaccine-associated attenuation of subjective severity among outpatients with influenza. Vaccine. 2022.

免責事項

この記事は情報提供を目的としており、個別の診断に代わるものではありません。
ご自身の健康状態や治療については、必ず医師にご相談ください。

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